三方湖の湖畔にある茅葺きの舟小屋。舟小屋は江戸時代からあったといわれ、対岸の梅畑や水田を往来し、農作業や農作物の運搬に使用する舟を格納していました。茅葺き屋根は通気性や断熱性に優れ、長持ちするなどの利点があることから、多雨多雪なこの地域では茅葺きの舟小屋が建てられました。
明治から昭和の中頃にかけては、特産の青梅を舟に乗せ、主に女性が、艪(ろ)を漕ぎ、櫂(かい)をかき、「梅運び唄(梅売り唄)」を歌いながら、敦賀や美浜の市場や民家などへ売りに出ていました。昭和50年代になると、対岸へ繋がる農道が整備されたことから、舟を使用する機会が少なくなり、現在では往昔の姿を伝える資源として保存されています。
住所 | 919-1461 福井県 三方上中郡 若狭町 海山 |
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交通 | <舞鶴若狭自動車道> 若狭三方ICから車で12分(国道27号・国道162号・県道216号経由) 若狭上中ICから車で16分(県道22号・国道162号・県道216号経由) |
定休日 | 無(自由にご覧いただけます) |
料金 | 無料 |
駐車場 | 無 |
お問い合わせ先 | (一社)若狭三方五湖観光協会 Tel. 0770-45-0113 |
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